遠隔地設計教育による体験型デザイン課題の実施システムと環境についての研究: VDSの展開，Media Engineering Laboratoryの開設と運用を通して

摘要

The purpose of this research is to study upcoming architectural education focusing on the contents of program and the facilities. This architectural design education involves Virtual Design Studio (VDS) developed by Toyohashi University of Technology and the "Media Engineering Lab" established for distance learning. In addition, the distance learning which used VDS and this laboratory was conducted and analyzed. Then, based on the results of this study, how architectural education and its environment can be improved by incorporating the distance learning system and it is designated exclusively for architectural education is proposed.%コンピューターネットワークの発達によりュビキタス「いつでも，どこでも，誰でも，何でも」が叫ばれて久しい。しかし，いつのまにかその内容が問われることはなく，今日，クラウドコンビユーティングが登場してきた。本システムは，継続的研究と開発により，ュビキタス，クラウド型教育環境を提供するものである。機器構成，通信環境及び視覚化，データーべース等の内容は前進し，情報技術，機器向上により「美しく」整理され，構成された教育環境は，「遠隔地間」の教育効果をもたらしている。反面，機器構成が大型され，固定化されてしまっているのではないかという懸念もある。システムは一般化され普及することが基本であると考える。一般的なシステムが抱える，誰でも何処からでも接続可能か，その際の費用は，一般的に普及するのか等の疑問解決を目指し，VDSが故に新たな教育環境を提供し，教育効果が上がるシステムへと発展することを望みます。