利用料無料化を背景とした新園舎の利用実態と子育て世帯の生活変化: 上士幌町認定こども園「ほろん」を事例として

摘要

地域交流の機会がこども園に集約されたこと、子供同rn士の交流がこども園ゾーンに集中していることが明らかrnとなった。これよる保護者の「ほろん」に対する認識は、rn「ほろん」を町民のもの・地域交流をするものである「利rn用者を限定しない施設」とする認識と、「ほろん」を利rn用する子供の施設である「利用者を限定する施設」とすrnる認識の2 つである。「利用者を限定しない施設」とすrnる認識が生まれた背景には、「ほろん」は利用料無料化rnにより従来のこども園に比べ、利用する際の敷居が低いrnことに加え、地域ゾーン・子育て支援ゾーンというこどrnも園ゾーンよりも利用者の年齢層の幅が広いゾーンが併rn設されたことで、利用者が最も限定されているこども園rnゾーンに対する施設開放への期待が高まったことがあるrnと考えられる。以上より、公共施設において利用料無料rn化や利用者の年齢層が異なる施設の複合化を行うと、利rn用者は従来の保育所とは異なる施設の性格を認識をするrnと考えられる。今後は認定こども園における地域サロンrnや子育て支援センターの利用方法、利用者のニーズを見rn直し、新たに生じた地域交流の減少や利用体系の違いにrnよる関係の希薄化に対し対応していくべきだと考える。