「立体展示」をもつ動物園舎設計に関する研究: 旭山動物園におけるさる山・ほっきょくぐま館を対象として

摘要

園舎設計において、斜面地を活かした「立体展示」は動rn物の行動を来園者に引き出す有効な手法として用いられてrnいるが、設計者の意図が全て、来園者に寄与されているのrnか不明である。本研究は、「設計者の設計意図」と「来園者rnの実際の展示体験」の間に行き違いがあるかどうかを把握rnし、その行き違いが起きた原因を明らかにすることを目的rnとし、調査を行い、その調査結果に基づき分析し、比較にrnより、得られた考察を述べる。調査対象として、1998 年にrn開館した旭川市旭山動物園「さる山」、2001 年に開館した同rn園「ほっきょくぐま館」を選定した。