鉄道ネットワークと地域再生: 英国エジンバラ近郊の廃止ローカル線復活の試み

摘要

鉄道は大量輸送に適したモードだが、需要の少ない市場には不向きで、道路輸送にその座を譲りつつ撤退してきた。ところが、近年の英国には、地域再生の目的から地方政府の財政負担によって廃止線区を復活する動きがある。復活した区間の輸送密度はわずか1，000人/日程度に過ぎないが、それでも新規参入する列車運行会社がある。従来とは異なる動向を紹介して、日本のローカル線対策を考える参考に供したい。