食品摂取による内部被ばく線量評価について

摘要

東京電力福島第一原子力発電所の事故を境に、わが国における放射能調査研究を取り巻く環境は一変した。これほど多くの国民が放射能に関心を示したことが今まであっただろうか。"ヨウ素131""セシウム137""半減期"といった言葉を小学生がロにする。空問放射線量率は勿論、食品中の放射能濃度への国民の関心は高い。食品を摂取することによって、どの程度の内部被ばくをするのか知見が求められている。