センサから得られる視聴行動データを活用したュ一ザの関心推定の高度化

摘要

スマートフォンの普及やFlickr•YouTube等の画像•映像共有サービスの多様化に伴い、ユーザがアクセス可能な画像•映像の量は増加し続けている。このような状況の下、ユーザが望む画像-映像の提示を実現するための研究が盛んに行われている。ユーザが望む画像•映像を高精度に提示するためには、ユーザが画像'映像に対して関心を持つか否かを推定することが有効である~(68-))。 しかしながら、これらの従来研究では、画像•映像から算出される特徴のみを用いており、ユーザの画像•映像に対する関心を直接的に推定することができない。この問題を解決するために、ユーザが画像•映像に対する関心の度合いを表す評価値を付与する方法が考えられる。しかしながら、 膨大な量の画像•映像の中で、ユーザが評価値を付与できるものは全体のごく一部であり~(4))、ユーザの関心を推定するために充分な量の評価値を得ることができない場合がある。このような場合においても、高精度にユーザの関心を推定可能とする新たな方法が必要とされている。