問いについて

摘要

平成十六年の四月に第一巻が出たrn私の著作集（全七巻）が、この一月、rn無事完結し、何はともあれほっとしrnている〔レ　各巻菊版六百ページをこえrnる大冊だが、それでもこれまで私がrn書いた文章のすべてが集められていrnるわけではない。せいぜいその半ばrnを占めるに過ぎないだろう。だが、rn振り返ってみて、私にとって重要なrn意味を持つと思われる文章は、おおrnよそ収められていて、私としては充rn分に満足している。rn上梓に当たって、収録する文章はrnすべて改めて読み直したが、こんなrnふうに自分の皆の文章を、比較的短rn期間に、まとめて、継続的に読み直rnすことで、私は、かつての自分の生rnと思考をもう一度生き直しているよrnうな思いをした。