下水道における広報の重要性と課題

摘要

下水道も含め、「公共事業」と呼ばれてきた分野にお いて、「広報」は永遠の課題である。どの程度費用をか けるべきか、果たしてどの程度効果があったのか、こ れが正解というものを特定しづらい。このため、その 時々の組織の体制や担当官の意向、熱心さなどによっ て取り組みが変わってくるものと感じている（特に役 所関係）。 　今年3月、「下水道の真の価値を国民各層に知って もらう研究会」（座長：松本明子東京都下水道局広報 サービス課長（当時）、事務局：（社）日本下水道協会） において「下水道の真の価値を知ってもらうための提 言書」がとりまとめられ、筆者もー委員として参画し た。