政府におけるオープンデータ推進と環境省の取組について

摘要

オープンデータ推進に係る政府の取組の経緯，国際的な動向について概観したうえで，政府全体の方針を踏まえた環境省の取組の検討状況について紹介する。オープンデータに関しては，国際的にも注目されており，2013年6月に英国で開催されたG8サミットでは，「オープンデータ憲章」が合意されている。また，憲章の別添の「共同アクション」において，価値が高いデータのカテゴリとして「キー•データセット」「ハイバリュー・データセット」が示され，2013年10月に，各国のアクションプランを作成し，G8で公表することが合意された。その中で，今後の取組予定として，「オープンライセンスの下，オープンフォーマットで機械判読可能なデータを利用可能とする」取組を，2013年秋ないし2014年度から順次拡大することがコミットされた。現在，これらを踏まえ，日本を含め各国でオープンデータの取組が推進されている。