室内環境が人の生理･感性に与える影響の定量化に関する検討その2 窓を対象とした実験の主観評価の結果

摘要

本報では計測項目のうち、モーズレイ性格検査と主観評価（VAS、自覚症しらべ）について報告する。モーズレイ性格検査によるE 得点（内向性－外向性）とN 得点（神経症的傾向）の被験者分布を図1 に示す。E 得点が低くN 得点が高い被験者と、E 得点が高くN 得点が低い被験者が比較的多かった。前者の性格像は真面目で控えめであり、後者は楽天的であるが無神経である1)。この結果のうちE 得点により20 名の被験者を分類（内向的：0～24、外向的：24～48）したところ、内向的12 名（うち女性：4 名、男性：8 名）、外向的8 名（うち女性：6 名、男性：2 名）であった。