モノづくりを通しての国際貢献地雷除去に挑む　豊かで平和な大地への復興: 大地よ　蘇れ

摘要

地雷は，世界120カ国に1億2千万個も埋設されていると言われる。世界の60％が地雷国である。世rn界大戦が終結して60年以上も経った今も生き続けている地雷。手足が吹き飛ばされ全身に火傷を負ったわが子を抱きしめる父母の姿は言葉にならない。しかも手作業で地雷を除去する除去員の死傷者の数は毎年60名を下らない。そんな地雷国が今，少しずつ蘇ろうとしている。rn地雷を取り除いて平和を取り戻し，豊かで肥沃な大地に復興するために1995年に開始した対人地雷除去機の開発は今年で15年目を迎えるが，この間，8機種を開発してきた。最新式の対人地雷除去機旋回式ロー夕リカッ夕夕イプ及びプッシュ式フレール夕イブが完成した。生活を脅かし復興の妨げになっている地雷を取り除き，緑豊かな大地に復興する取り組みと対人地雷除去機の開発，それを通じて地雷埋設地域に住む人々や子ども達と日本の子ども達の国際交流などモノづくりを通しての国際貢献を紹介する。