積極的で活動的なよそ者による様々な人の拠り所づくり: 空き家再生等推進事業(輪島KABULET)を核として

摘要

輪島巿の2020年9月1日現在の高齢化率は45.2%であるが、地域によっては60%を超えるところもあり、人口は2040年には現状の3分の2の約16,000人程度まで減少し、高齢化率も約50%まで進むと推計されている。高齢者数は2015年をピークに頭打ちとなり、減少傾向にあるが、高校以上の教育機関がないため生産年齢人口の減少率も高く、1年間で約400〜500人が巿外へ転出している。巿が政策課題としているのは、人口減少・少子高齢化はもとより、巿街地での空き家・空き地の増加、産業の衰退である。2007年の能登半島地震による家屋の被害も、空き家・空き地増加のー因となった。基幹産業の漆器産業や観光産業も落ち込hでおり、様々な面で厳しい状況にある。