環境をデザインするということ:エコロジカル・ランドスケープの講演会での質問と回答の紹介

摘要

「白い巨塔」をあらためて読むと，主人公の財前五郎が病院内でやたらと煙草に火をつけている。今では考えられないことだが，小説が書かれた昭和38年頃はそういうことが許された時代だったのだろう。水族館のような水辺空間が「生物多様性に配慮したビオトープ」として紹介されることがある。将来，「あのころはそういう時代だったのか」といわれるときがくるのだろうか。