河口湖飛行舘の隼Ⅰ型、主翼の製作ここまで進む

摘要

2001年の初公開以降、毎年8月の1ヵ月間だけ限定公開されている河口湖自動車博物館•飛行館の一般公開が、今年も8月1日(月)から8月31日(水)まで行なわれる。今年の目玉展示は、2013年から展示されている陸軍一式戦闘機「隼」Ⅰ型で、イギリスから購入したままの状態だった初公開時、後部胴体をした2014年、さらに加えてコックピット部の胴体を展示した2015年に続き、ついに今年は左右の両主翼がほぼ外観を整えた状態で展示される。取材時(7月8日)はまだ、作業棟での修復(復元)作業が急ピッチで進められている最中だったが、Ⅰ型の特徵である頂部が平らなキャノピーも公開開始までには完成する予定で、これらの作業が順調に進めば、公開時にはより"飛行機らしい"姿で来館者を迎えることになろう。なお原田信雄館長によれば、このⅠ型に続いて隼Ⅱ型の修復計画がすでに立ち上がっており、まもなく実際の作業に入る予定とのこと。Ⅰ型の完成に加え、Ⅱ型計画の進捗状況についても目が離せそうにない。