「小規模校」か「統廃合」か—学校の規模

摘要

わが国の公立小学校では学校全体で何クラス規模の学校が最も多いか？答えは、7クラス規模である。最多の2,304校、次いで6クラス、8クラス、4番目に14学級となる(H24年度)。11学級以下の小規模校が全体の48%(10,096校)を占め、標準規模の12〜18学級の小学校は,29%(6,179校）に過ぎない。ところが、大半を占める小規模校を対象として統廃合が進展しており、平成14〜22年度で、小学校で2,641校、中学校では769校が減少している。これまで僻地などの過疎地域を中心としていた統廃合が東京•大阪を含む大都市にまで広がつている。