デンマークの農村・小規模校の事例報告小規模校の運営、教室空間改修と授業形態の観点から

摘要

デンマークでは近年、児童生徒数の減少と財政効率化rnを主たる根拠として学校の統廃合が進行している。義務rn教育学校(folkeskole)は2000 年には1,683 校あったが、rn2015 年には1,289 校まで減少した[1]。学校規模の内訳は表rnの通りだが、800 人以上の大規模校数は10 年前の2.8 倍rnである[2]。しかし、200 人未満の学校が2 割を超える自治rn体も多く存在し、統廃合はコミュニティ存続に関わるこrnとから、小規模校の維持・存続方法を探る必要もある。rnこうした課題は日本でも共通である。