21世紀型の初等教育

摘要

佐藤ひとことで言うと、子どもたちが主体的に成長していくための環境をつくる会社です。前身の組織では未来の文房具をつくることを目指していましたが、徐々に環境そのものをつくる方向に考え方がシフトしていきました。道具をどう使いどう活かしていくかを考えるには、人との関係性を無視することはできないということです。文房具というツールを子どもたちに届けるのではなく、子どもが何かをつくり出すことをサポートする環境をつくることがVIVITAの大きなビジョンです。それは系統主義的な既存の教育へのアンチテーゼでもあります。どうすれば外側から与えるのではなく、子どもが内側に持つ学ぶ力を引き出せるのか。いかに環境を通してイノベーションを起こせる人材を育成できるかが課題です。幼児教育の分野では学習環境を自然環境、物的環境、人的環境の三つに分けて考えますが、VIVITAでは「VIVISTOP」と呼ばれる人的環境と「VIVIWARE」と呼ばれる物的環境の整備を同時に進めています。