原発事故後の再建で「健康な生活環境」を

摘要

福島第一原子力発電所の事故から1年以上たった今も、放射能汚染は続き、海や空気を汚染し続けています。アメリカの環境コンサルタントで、各国の電磁波政策に影響を与えたバイオイニシアティブ報告の著者の1人でもあるシンディ・セイジさんは、チェルノブイリ事故後の健康調査や裁判資料などを調べ、低量の放射線でもDNA鎖破壊や染色体異常、がん遺伝子の活性化と増殖、免疫力の低下などが発生することと、無線周波数電磁波や低周波磁場への被曝でも同様の影響が起きることに注目し、両者の類似性を指摘した論文を発表しました（The Environmentalist，Vol．32，No．2［2012］144-156）。