建築家がサッカークラブ「福島ユナイテッドFC」の代表に

摘要

9月9日、2020年の東京オリンピックの開催が決定し、日本中が歓喜に包まれたが、東京から250km離れている福島県民としては複雑な心境である。招致委員や首相プレゼン後の質疑では何度も「FUKUSHIMA」がクローズアップされ、連日のように汚染水流出の報道が過熱していく。本当にコントロールされているのか？そんななか、福島県民の思いを背負い、復興のシンボルとして福島県初のJリーグ参入を目指すサッカークラブがある。そのチームの名は「福島ユナイテッドFC」。私がこのクラブの代表に就任したのは、東日本大震災や原発事故直後の5月に遡る。