気液界面を用いたカテコール前駆体ブロックコポリマーの構造化とポストトリートメントによるテンプレートへの応用

摘要

ブロックコポリマーは自己組織化により多様な規則構造を形成することが可能である。rn永野らはブロックコポリマーを気液界面上に展開することで、膜の圧縮や、液晶分子と混合によrnり様々な構造へと自在に制御出来ることを見出した[1]。また、藪らは疎水性styrene(St)と親水性rnvinylcathechol(Vcat)から成るブロックコポリマーを合成し、その周期構造制御に成功した。カテコrnールのイオン結合性と金属還元能を生かし、ブロックコポリマーの相分離構造をテンプレートとrnすることで銀イオンの位置選択的還元を報告している[2]。しかし、カテコール基は一般的に接着rn性を持ち、容易に酸化されるため取扱いが困難である。そこで本研究では、カテコール基を保護rnしたブロックコポリマーを気液界面場に展開し、新たな階層構造を作製後に脱メチル化を行うこrnとで、取扱いが容易な複合材料テンプレートの構築を行った。