金属有機構造体(MOF)により調整された多孔性炭素材料の作製と評価

摘要

近年、比表面積が高く構造を制御することができる 金属有機構造体(Metal-Organic Frameworks,MOF)を用 いて、細孔構造が制御された多孔性炭素(Porous Carbon,PC)を作製する研究が注目されている1。MOF を用いたPC の作製法は、テンプレートとして二次炭 素源を炭化させる方法2、MOF のみを炭化させる方法3 の２種類あるとされているが、作製法自体を比較検討 する研究例は少ない。本研究では、その２種類の方法 から得られるPC の構造および静電容量を評価し、 MOF を用いたPC 作製法の有用性を検討した。