生コンクリート工場の輪番休業に伴う電力ピークおよび電力消費量の抑制効果に関する調査

摘要

本報では，輪番休業などの節電対策の調査実施状況を 報告した。今後，これらの調査をもとに節電効果および 効果的な節電の方策について検討を進める予定である。 今後，短期的には電力需給状況が好転することは難し いと予想される。したがって，各産業界において事業の 支障が可能な限り少ない形で実施可能な電力平準化，消 費電力量抑制策を探索することが必要である。近々では 本夏にむけて効果的な方法の立案が求められる。本報の 調査分析は，このような観点から，工場の生産スケジュ ーリングという“生産量の低減を伴わない”省エネルギ ー?電力平準化方策の立案に役立つものと考えている。