高活性医薬品とは抗がh剤やホルモン剤等に代表される人体への作用の強い医薬品であり、極微量(主に1 mu g/m~3以下)の気中濃度で人体に何らかの生理活性作用をもたらすものとされている[1]。このため、生産施設では製品へのコンタミネーション防止·作業者の健康被害の防止·環境汚染への配慮の観点から、製造装置と設備における薬塵の封じ込め対策が重要である。著者らは、封じ込め性能を現地でリアルタイムに評価する方法として、前報までに蛍光性模擬粉体と蛍光粒子検出装置からなるシステムを考案し、その適用可能性について検討してきた。本報告ではモニタリング方法の概要を紹介した後、蛍光性模擬粉体の発塵と検出特性を実験により調査し、実用性について考察した結果を報告する。
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