歯車装置の能動制振に関する基礎的研究（軸受部の振動低減）

摘要

これらの研究では歯車の歯先の通過を電磁ピックアップにより検出し，PLL回路によりこれと同期したサイン波状の入力を与える際に，位相·振幅を調節し，最適条件を由るというものであった．その条件は回転数や荷重条件により大きく変化するため，最適条件を事前に求めておく必要があった．本研究では，振動計測結果をフィードバックし能動制振を行う制振機構の実現のための基礎として，軸受台上の振動計測結果とアクチュエータへの最適入力位相およびゲインの関係を実験的に明らかにするものである．