たはらソーラー·ウインド発電所における太陽光発電と風力発電によるならし効果の評価

摘要

たはらソーラー·ウインド発電所は三井化学，三井物産，シーテック，東亜合成，東レ，三井造船および東芝の7社（以下参加会社）の共同事業として，愛知県田原市に建設された太陽光·風力のハイブリッド発電所であり，2014年10月1日に営業運転を開始した。参加会社は中部電力と技術的な協力関係を構築し大規模メガソーラーによる新たな技術的知見の習得を進めている。たはらソーラー·ウインド発電所は比較的に大きな風力発電を併設していることが特徴であり太陽光と風力による出力変動の低減効果（ならし効果）が考えられる。太陽光発電と風力発電によるならし効果の検討例はあまりないため両者の変動特性およびならし効果を評価した結果を報告する。