稼動太陽光発電システムにおける構成モジュールの出力分布調査と劣化モード分析によるシステム出力評価

摘要

本研究では、モジュール経年劣化を考慮したモジュール及びアレイの長期的な出力損失評価を行い、適切な寿命評価を行うことを目的としている。まず、モジュール経年劣化の知見を得るために、6 年稼動したシステムの構成モジュールのI-V 特性について測定を行った。次に、経年劣化に関して評価するために、個々のモジュール最大出力損失が時間に対し線形変化すると仮定し、10 年及び20 年経過時のモジュール最大出力分布を求め、モジュールの長期的な出力評価を試みた。本稿では、モジュールの測定結果及びモジュール出力評価について示す。