リガンド交換によるCuInS_2/ZnS量子ドットのインクへの分散性の向上

摘要

【目的】筆者らは、コア/シェル型 CuInS_2/ZnS 量子ドット(QD)表面の 1-ドデカンチオール(DDT)やオレイン酸(OA)をシクロヘキサンチオール(CHT)へリガンド交換することによって、脂環式エポキシ化合物への分散性の向上に成功した[1]。しかし、CHTは特有の臭気があるため、本研究では、3-メルカプトプロピオン酸シクロヘキシル(MPACH)を新たなリガンドとして検討した。また、比較のリガンドとして3-メルカプトプロピオン酸(MPA)を用いた。