都心部主要駅周辺におけるシェアオフィスの運営コンセプトと家具配列

摘要

現在、日本政府は「働き方改革」を重要政策のひとつとして掲げており、それを実現しうる環境の整備が強く求められている。そうした社会的課題の受け皿のひとつとして近年増加しているシェアオフィスは多様かつ先駆的なワークスタイルを支える都市型公益施設のひとつとなっている。ここでは、都心部主要駅周辺のシェアオフィスを資料対象とし、運営のコンセプトと家具の配列との関係性を検討することから、シェアオフィスの現状を把握し、都市型公益施設における空間の運営と形式の関係性の一端を明らかにすることを目的とする。