地域と大学の連携活動プログラムの新たな展開に対する住民評価からの考察: 持続的住環境形成に資する地域と大学の協働活動の研究（その4）

摘要

本稿では、2017 年度のダブルホーム活動を対象とし、活動を受け入れる17 地域の住民が、本プログラムの新たな展開に対する評価や思いを分析することで、居住地域や地域と大学の連携活動に対する考えを捉え、持続的住環境形成に資する地域と大学の協働活動プログラム構築に向けた知見を得ることを目的とした。　多くの受け入れ地域は、少子高齢化や世代継承などの課題を抱える中、学生たちとの交流を楽しみにしており、共に活動することで刺激を得ていきたいという思いを捉えることができた。調査結果の考察をさらに進め、今後も地域住民との対話を大切にしながら、地域の思いに寄り添いつつ活動の質を高める支援体制を整えていきたい。