視界幾何特性の可視化手法の開発とその応用に関する研究（その1）: フィボナッチ格子による視線ベクトル配列を用いた建築空間の視界幾何特性分析ツールの開発

摘要

本研究は、フィボナッチ格子を用いて視線ベクトルを放出する計算方法に基づいて属性付きCAD モデルに対応した視界幾何特性分析ツールを開発し、各種の機能を提案・実装した。技術面では、比較的軽量な3D モデルであれば有効に活用できることが明らかになった反面、視線ベクトル数を増やして高精度の分析を行うにはシステム構成上の改善が必要であることが確認できた。