大断面道路トンネル上部開削区間における低土被りによる影響を考慮した覆工検討概要

摘要

東京外かく環状道路 本線トンネル（北行）大泉南工事は，東京外かく環状道路の大泉ジャンクション側から発進する本線シールドトンネル工事である．セグメントの外径Φ15.8m で13 分割（K 縮小），セグメント厚さ650 ㎜，標準的なセグメント幅1,600mm である．本工事における大泉JCT 近傍区間(STA.151+45～STA.155+66,約400m 区間)は、本トンネルの上方にて南行トンネルと、これと接続するB ランプ躯体（開削工法による施工）が深度および幅方向に変化しながら並行して位置する．特に上記開削トンネル施工により本トンネルの施工時土被りは最小約7m と小さくなり，施工時の安定検討やトンネルの縦つぶれの影響を考慮した覆工構造検討を行う必要があった．