中温化合材による夏季施工時の作業環境緩和について

摘要

夏季施工時に、中温化を行い出荷温度を約20°C低減することによってCO_2 削減だけでなく、レーキ作業員等舗装表面付近で作業する作業員の安全靴内温度で約10°Cの低減とWBGT 値を約5°C低減する効果があり、作業員の作業環境緩和に効果があることが確認された。なお、試験施工を行った各現場とも、施工後のコア採取による密度測定結果は、中温化再生密粒（13）で98.3％、再生密粒(13)で98.2％の締固め度が得られており、品質的に問題ないことを確認しており、施工から現在までクラックや流動などの不具合は生じていない。今後も追跡調査を行っていく予定である。