第12 回能代宇宙イベントを核とした宇宙教育活動と将来展望

摘要

第12 回能代宇宙イベントでは，昨年度に引き続き運営体制を実行委員会形式としたことにより，より多くの年齢層に対応したイベントとして充実させることが出来た．また，実施主体が一般社団法人あきた宇宙コンソーシアムに移行して3 回目のイベントとなった．今後も引き続き，より責任のある体制下でさらなるイベントの発展を目指す体制づくりを確立させていく．今後の科学技術創造立国日本を担う技術者育成は，急務である．その一方で国立大学による地域貢献活動と街づくりの観点からの地域振興を結びつけ，県や市と大学が協力して研究教育の推進，更には地域の活性化を図ることは，今後の大きな課題と言える．本イベントのように，前述の課題を解決するための2 つの側面を持つ活動は，他に類を見ない特色ある活動であると言える．