宇宙X線背景放射と隠された活動銀河中心核－「あすか」衛星によるサーベイから得られた結果を中心として-

摘要

「あすか」衛星によるハードⅩ線帯域（2－10keV）でのサーベイの可視同定観測から得られた結果について，「チャンドラ」「ⅩMMニュートン」Ⅹ線衛星による結果とあわせてレビューする．「あすか」衛星によるサTベイからは100個以上の活動銀河中心核（AGN）が発見された．中心核が隠された2型QSO（クエーサ「）．は，2型セイファート銀河と1型セイファート銀河の存在数比から予測されるほどは多数は存在しなかった．このことは吸収を受けた．AGNの割合が中心核の光度が大きくなるに従い減少していることを示唆している．?QSOとセイファート銀河では中心核付近の吸収物質の構造が異なることを反映しているのかもしれない.