合成梁に用いる25mm 頭付きスタッドのせh断耐力に関する研究（ゲージとせh断耐力の関係）

摘要

頭付きスタッドの配置を決定する際に，考慮すべき構造細則は，各種合成構造設計指針・同解説1)（以下，「合成ばり指針」と称す。）に定められている。その項目の一つとしてゲージがある。このゲージは，2 列配置（梁の材軸と直角方向の間隔）は，5.0d(d：頭付きスタッド軸径)以上とされている。一方で，スタッドのせh断耐力は，合成ばり指針の計算式から求められている。そこで，前報2）では，頭付きスタッド軸径22mm，コンクリートの設計基準強度(Fc)に対して30N/mm2 の2 列配置の頭付きスタッドに対して，ゲージを5.0d，4.0d および3.0d の3 種類とし，ゲージ(xd)とせh断耐力(qs)の相関関係を確認した。