居間空間における好ましい視覚環境に関する研究照度、色温度、内装の色彩による印象評価実験

摘要

一般に住宅空間の照明条件や内装の色彩が異なると、空間の雰囲気が変わる。人が照明光を認識する際に、直接光と間接光を明確に区別することができず、それらを合わせた光全体を光源から供給された照明光として認職するため、空間を認識する時に照明条件と内装の色彩を合わせたものを空間のイメージとして認識される。そのため、空間の雰囲気づくりをする時も照明条件と内装の色彩、この二つの要因を合わせた全体効果を考えなけれぱならない。そして居間空間のインテリア計面をする際、照明光の明るさや色、壁面、床面、家具の色彩が室内の雰囲気評価に及ぼす影響が明らかになれば、「暖かい雰囲気の部屋にしたい」、「団藥に相応しい雰囲気がほしい」というような利用者側の要求があった時、対処することが容易になる。