首都圏における開発許可に基づく住宅団地開発の動向と土地利用実態: その2

摘要

1970年以降、全体で5ha以上の住宅地開発は406件8,552.1haの認可があった。地域別に見ると、大規模開発多数の千葉、小規模多数の神奈川、中規模の茨城という特徵が現てている。これらの開発は経年的に地価変動の影響を受けていたが、東京都心では特にバブル期を挟hで開発地域が同心円的に拡大したことがわかつた。検証を要するが、その立地はおおよそ60km圏あたりまで都心の影響下にあると思われる。このような都市外周部に位置する1985年以降の団地で空区画が高くなる傾向が強く見られた。