Kessler の心理的苦痛測定指標(K6)による被震に伴う精神的被害の計量およびその時間推移モデルの構築 その2 各種発生事象のK6 評価

摘要

ココロの回復は被災した個人の真の復旧を意味する重 要な要素であるが、個人のパーソナリティに関わる特異 性に多く左右されることから、これまで精神医療や社会 学領域において事例研究手法を超えることのできなかっ た難問であった。本研究から影響モデルによるココロの 動きの一般化表現が可能となる端緒が見えた。これは個 人の感受性診断につながり、ココロの個別対策へと展開 できる可能性を示唆するものである。