1930年代初頭のイタリア国鉄駅舎とA.マッツォーニ: 1930年代ィタリァの鉄道デザィン研究4

摘要

1920?30年代にかけてのイタリアは、ファシズム体制下という特殊な状況にあったが、同国における本格的な近代主義建築運動を展開したィタリア合理主義建築の台頭をはじめ新しい建築潮流の搖籃期にあった。そのような建築表現の転換期においてアンジョロ·マッツォーニ(Angiolo Mazzoni,1894~1979)は官吏·建築家としてイタリア国鉄で設計活動を行った。彼は1926~45年の20年間でィタリァ全土に25の駅舎?付属施設、20の郵便局?関連施設を実現させ、なかでも1935年以降に竣工されたモダンスタイルの駅舎においては、造付け家具ゃ据置家具、テーブルランプや屑籠といったプロダクト、駅名板などグラフィック、さらにはステーショナリーまで、ありとあらゆるものをデザインした。