事務所ビルの熱负荷シミュレーション建築物理の数理モデル化に関する考察

摘要

オフィスビルを対象とした動的熱負荷解析ソフトは，1971年に初版が発表されたHASP/ACLDが広く使用されている。その後，HASP/ACLDは多くの改良が重ねられて，多数室計算にも対応したNewHASP/ACLD2)が昨年発表された。ただし，貫流熱負荷や透過日射熱負荷などの計算方法は基本的に従来と同じであり，総合熱伝達や日射遮蔽係数などの簡易な考え方が路襲されている。