金属酸化物を添加した高導電性バナジン酸塩ガラスの電気特性および金属-空気電池への応用

摘要

V_2O_5を主成分とするバナジン酸塩ガラス20BaO.10Fe_2O_3.70V_2O_5,およびその類似体はガラス転移温度または結晶化ピーク温度以上のアニーリング（再加熱）により、電気伝導度が5〜6桁向上する[1]。本研究では導電性バナジン酸塩ガラスへの第5周期典型金属（Sn,In)や第4周期遷移金属（Ni, Mn)の添加効果について、~(57)Fe メスバウアースぺクトルを用いた原子レベルの局所構造および室温(RT)での電気伝導度について詳細に検討した。さらに応用として金属-空気電池の空気極触媒の開発を行い、良好な性能を示したので報告する。