定常波の状態を可聴化する教材の開発Ⅱ

摘要

定常波は、波動の分野において重要な内容である。定常波の波長、振動数、固定端、自由端などについては学習するが、身近な現象としてとらえることはあまりない。本研究では、定常波として発生した音を実際に聞いてみることで、興味を持ち、関心を高めることのできる教材の開発を目的に行った。前回、金属棒を半分に折り曲げることのよる、音の変化と、そのスペクトルについて報告した。今回、金属棒を様々な条件で折り曲げ、どのように聞こえ、スペクトルはどのように変化したかを報告する。