～感触を数値化する～化粧品におけるレオロジー測定を基本から身につける～化粧品サンプルの流動状態を観察する（粘弾性測定と光学測定の同時評価）～

摘要

本連載では3回にわたって，化粧品サンプルの粘弾性測定を用いた感覚や感触を数値化する方法を紹介している。第1回は化粧品サンプルの肌への塗りやすさの感触を数値化し，その評価手法及び測定結果と応用例について解説を行った。第2回は，これまで長時間の試験を強いられたエマルションの構造安定性及びサスペンションの粒子分散安定性の評価を短時間にかつ精度良く数値化する方法を紹介した。第3回は化粧品サンプルの塗布時の流動状態を光学測定により観察し，数値化する手法について紹介する。