積層自己符号化器を用いた多思考脳波判別手法の開発

摘要

現在，人間の生体情報を用いたインタフェースに関する研究が盛んに行われている．その1 つとして脳波を用いて様々な機器を操作するBrain Machine Interface(BMI) に関する研究が行われている．2 つの思考の判別を用いて，電動車椅子や移動ロボットなどの外部機器・装置を操作するという研究では80%以上の判別率が得られている[5]．しかし，実用化を考えると80%では不十分であり，2 値判別では現実的とは言えない. 複数の思考でさらなる高い判別率を得られることが望ましい.