ニューラルネットワークを用いた山岳トンネル建設プロジェクト事前調査段階における地山評価手法に関する研究

摘要

山岳トンネル建設プロジェクトでは，事前調査段階において予見されていなかった地盤状況の顕在化にrnより，工期の遅延やコストオーバーランが発生する危険性が指摘される．その主たる原因は，調査段階のrn調査では地質条件を完全に明らかにできないことや，既往の地山評価手法では，必ずしも地質条件の不確rn実性に十分対応できていないことが挙げられる．本研究では，実際に施工されたトンネルにおける地質デrnータを用いた地山条件の事後評価として，ニューラルネットワークを用いて定量的および定性的指標を考rn慮した地山評価手法についての議論を行う．又，教師データを多様にしたデータベースを構築することで，rn将来的に本提案手法が汎用性をもつ可能性についても言及する．