摂丹型民家の分布圏における破風の設置方法: 摂丹型民家における破風考（３）

摘要

検討の結果、摂丹型民家の分布圏における破風の設置rn方法は、大阪府北部から京都府北部域と、兵庫県北摂地rn域から西丹波、隣接域の東・北播磨の地域にみられる手rn法の２者に大別することができる。これらの地域区分は、rn破風の強調でみた地域性の区分と重なる。rn以上の点より、破風の強調にみる地域性の背景としてrnは、分布圏と周辺地域における草屋根の破風の設置法及rnび棟端の収め方の違いが深く関連していることが窺える。