世界標準規格の採用で“ガラパゴス”からの脱却を図る－市場のグローバル化、仕様の標準化で国内市場でもコスト競争が激化

摘要

2010年12月、移動体通信事業者（以下、キャリア）大手のNTTドコモが、次世代の移動体通信規格「LTE」の商用サービス「Xi」（クロッシィ）を開始した。NTTドコモは、既存の3Gのサービスエリアの中で高速通信の需要が大きいエリアから順に導入を進める方針。2014年までにLTE対応の基地局を2万局設け、人口カバー率50％を目指す。また、イー·モバイル、KDDI、ソフトバンクモバイルも2012年までのサービス開始を目指している。