世界大戦中の毒ガス弾処理技術の開発(3)：基礎研究~各種爆発容器を用いた有害廃棄物の爆発分解処理

摘要

ここでは，環境省の国立機関公害防止技術等試験研究において，1996~2000年度に行った「爆発反応を利用した有害廃棄物の無害化処理に関する研究」および続けて2001~2005年度「発火·爆発性廃棄物の安全処理に関する研究」の中で，用いた各種爆発容器について紹介した。内容積は226mL，8.5L,200 Lおよび10 m~3の4種類である。いずれの爆発容器でも密閉性，起爆ライン，温度·圧力計測，圧力解放，気体採取，液体·固体採取について検討する必要があり，その具体例を示した。調べたい内容により，爆発容器を使い分けるのが大事である。