スポーツするジャガー：ジャガー SタイプR (JAGUAR S-TYPE R)

摘要

ジャガーのSタイプがシリーズ2に生まれ変わり、その飛躍的変貌ぶりについては2002年10月号の比較テストでお伝えした通り。そして今回はSタイプのトップモデルにしてジャガー史上最もパワフルなサルーンと言われるSタイプRを紹介する。 試乗場所は初秋の富士スピードウェイである。 シリーズ2のジャガーSタイプには4種類のエンジンが用意されていて、25lのV6 (204ps、25.5mkg）から、3lのV6 (243ps、306mkg)、42lのV8 (304ps、42.9mkg)、そして今回試乗した「R」に搭載される4.2l V8スーパーチャージャーまで、という布陣である。 「R」のエンジンは42l V8をベースに開発されたもので、イートン製スーパーチャージャーとツインインタークーラーを装着、専用の鍛造ピストンやツイン燃料ポンプの採用などにより、最高出力406ps/6100rpm、最大トルク564mkg/3500rpmを発生する。