地方公共団体の公共サービス改革と社会変革に対応した新たな行政運営を目指して－官民競争入札等の実施で公共サービスの質の維持向上とコスト縮減を！

摘要

地方公共団体では、公共サービスの質的向上やコストの縮減など、行政の効率化を一層進めるため、民営化、PFI、指定管理者制度、民間提案型アウトソーシング及び官民競争入札等市場化テスト等、官民協働化に向けた様々な施策を積極的に検討し、導入を進めているところである。 このうち、官と民が競い合う競争の導入による公共サービスの改革に関する法律（公共サービス改革法）は、図表1のとおり、一般的には市場化テストといわれており、2006年7月に施行され、これにより、公共サービス分野における官民競争入札、民間競争入札が始まった。